ひとくちに「ストラトキャスターのおすすめ製品」といっても、フェンダー社の主力アイテムなので種類がありすぎて候補を絞り込むのが大変ですよね。
今回は2023年5月現在の資料として、「50sスタイルのストラトキャスター」に絞り込んだ機種選びとしてモデル別に比較解説をしてみたいと思います。
ストラトは、年式や年代によって特徴が異なりますが、いわゆる「スモールヘッド・メイプルワンピースネック期」を再現したのが50sスタイルです。
本記事では主に1956年~1957年頃の仕様をモチーフにしたモデルの最新ラインナップを取り上げてみました。
予算的には5万、10万、15万、20万、30万と幅広くおすすめのストラトをピックアップしているので参考にしてみてください。
1950年代に生産されていたストラトキャスターの特徴を復習
まず、50sモデル・ストラトキャスターの特徴について簡単におさらいしておきましょう。
Fender社のStratocasterモデルが発売されたのは1954年のこと。
1959年に「ローズウッド指板」が採用される以前の仕様を、通常「’50sスタイル(フィフティーズ・スタイル)」と表現します。

リリース当初は「テレキャスター」と同様に、ボディの木材にアッシュ材が用いられることが標準的でしたが、まもなくアルダー材で製作されるようになりました。

木目が透けるブロンドフィニッシュにはアッシュ材の使用が継続されたんだよ。
厳密にはアッシュ材にも様々あるのですが、「アッシュ(Ash)のほうが輪郭のはっきりしたトーン」「アルダー(Alder)のほうが中音域がウォームなトーン」と表現されることが多いですね。
近年はアッシュ材が世界的な供給難の状況にあり、50sモデルのストラトキャスターといえばアルダーボディの製品が主流になっています。
50sモデルのメイプルネック(メイプル指板)仕様について
ストラトキャスターで、ローズウッド指板が導入される以前の仕様は「メイプルワンピースネック」と呼ばれます。
シンプルに「メイプルネックのストラト」「メイプル指板のストラト」とも言いますね。
ローズウッド指板とは見た目だけでなく、(塗装の種類にもよりますが)指先にあたる感触にも違いが出てきます。
音色に関しては、ローズウッド指板と比較すると「音の丸み・コンプレッション感」が少なめに聞こえるでしょう。

メイプル指板のストラトキャスター特有の明るく硬めのサウンド、ダイレクトな鳴り感に人気があるよ。
ネックの裏側からトラスロッドを仕込む構造なので、上画像のように「スカンクストライプ」という埋め木があることは50sモデルらしい特徴ですね。

50sモデルのスモールヘッド・スパロゴ仕様について
また「スモールヘッド・スパッティロゴ(スパロゴ)」の組み合わせも、フェンダー50sスタイルを象徴するスペックに挙げられるところ。
1950年代から1960年代前半までのヘッド形状は小ぶりなサイズ感で、メーカーロゴも「スパゲッティ」を彷彿させる細字のフォントになっています。

この主張しすぎず控えめなデザインがオーセンティックで、好みだという方は多いのではないでしょうか。
その他、細かなパーツの変遷については割愛しますが、1958年以前はネジが8点留めのワンプライ・ピックガード(冒頭画像)が標準仕様になっているので見分ける際の参考にしてみてください。
スクワイヤーおよびフェンダー日本製の50sストラトキャスター製品
それでは、以下、具体的に50年代モデルのストラトキャスターの製品をご紹介していきます。
Squier by Fender(スクワイヤーもしくはスクワイア)に関しては、フェンダー直系でありながら、コスパにこだわった廉価版ブランドにあたります。
日本製のフェンダーについては、一昔前ではフェンダージャパンという名称が有名でした。
2015年以降はJapan Exclusive(ジャパンエクスクルーシブ)とあらためられ、現在はその後継Made in Japan Traditional、Made in Japan Hybridシリーズが体系の主軸になっています。
お手頃価格のCLASSIC VIBE ’50S STRATOCASTER
スクワイヤーブランド版のクラシックヴァイブ・シリーズの50sモデルから見てみましょう。
「CVシリーズ」自体はSquier製品として前々から存在していましたが、2019年にラインナップが一新されました。
最新版はパイン材のボディで製作されているというのが珍しく、ピックアップも新設計のフェンダーデザインに変わっていますね。

ブリッジパーツ(シンクロナイズドトレモロ)は、6本のネジで支持されるストラトキャスターの伝統的な仕様。
Classic Vibe 50s Stratocasterでは、ネックの塗装が「VINTAGE-TINT GLOSS NECK FINISH」といって、オールドギター風にほのかに飴色がかった着色を採用しています。
本製品ではスリムなネックシェイプで、フレット周りのスペックもギター初心者が扱いやすいように弾き心地の良さを追求しているのが特徴といえるでしょう。
「2カラーサンバースト」の他、50年代当時はレアカラーであった「ブラック、フィエスタレッド、ホワイトブロンド」がラインナップされています。
また、スクワイヤーには2022年7月に40周年記念モデルとして、「VINTAGE EDITIONのストラトキャスター」が登場しました。
厳密に1950sモデルと称されているわけではありませんが、レトロ志向のオリジナルデザイン(ナトー材ボディ)という位置付けですが、ゴールドアノダイズドガードは50年代を彷彿させます。
定番スペックのMIJ TRADITIONAL 50S STRATOCASTER
日本製のメイドインジャパントラディショナル50sモデルについては、2017年から発売されていた製品が2020年3月にアップデートされました。
音響的に癖の少ないバスウッド材のボディで製作されており、旧型番でいうと「Fender Japan ST57」や「Japan Exclusive Classic 50s Stratocaster」の系譜にあります。
こちらはアップデート版だと、USA工場が所有する採寸データをもとにギター各部の形状が再デザインされているのがポイントです。
旧MIJ Traditional 50 Stratocasterが7.25インチR指板だったところ、やや緩やかな9.5インチR指板に変更され、音詰まりやビビリのリスクを低減しています。
フレットが細めのヴィンテージサイズなのでアタック感、立ち上がりの早い音色が好評。
Uシェイプのネックグリップで、レギュラーカラーは「ブラックと2カラーサンバースト」が選べますね。
国産最高峰のMIJ HERITAGE 50S STRATOCASTER
上述したMIJトラディショナルの新作とほぼ同時期に登場したのが、メイドインジャパンヘリテイジシリーズの50sストラトキャスターです。
下記はもともとカスタムショップでシニアマスタービルダーを務めていた経歴のあるマーク・ケンドリックによる監修が入っています。
ボディ・ネック(ソフトVシェイプ)・ピックアップといった仕様は入念に吟味されており、マグネットの種類やコイルの巻き数、配線材などを含め妥協なし。

ヴィンテージストラトが新品だった当時の色味を再現されたトップラッカー仕上げも評判だね。
フェンダーに詳しい方には国産最高峰の旧VSPシリーズやClassic Specialシリーズが最新版になったといえば分かりやすいかもしれません。
MIJ Heritage 50s Stratocasterでは、サンバーストのほうがアルダーボディ、ホワイトブロンド/ゴールドアノダイズドピックガードのほうがアッシュボディで製作。
弾き比べてみると、前者のほうが中音域の粘りが際立ち、後者のほうがメリハリの利いた音色に聞こえる傾向があります。
機能性重視のMIJ HYBRID 50S STRATOCASTER
続いて、2017年に発売された人気機種メイドインジャパンハイブリッド・シリーズをチェックしましょう。
ヴィンテージのストラトキャスターへ敬意を払いながら、随所にモダンな味付けが付加されています。
後に紹介する新製品「MIJハイブリッドIIの前身となったモデル」で、アルダーボディに7色もの豊富なカスタムカラーが用意されていました。現在は「中古」で探すのが現実的でしょう。
サテンフィニッシュのUシェイプネックは、ミディアムジャンボフレットを採用しており、素早いポジションチェンジ、スライドやベンドを行いやすいのがメリットです。
あわせて指板も250ミリR(9.84インチR)でややフラットになっていることによって、弦高を低めにセットアップしやすいスペックとなっています。
いかにもストラトキャスターらしいサウンドを出力してくれるUSAヴィンテージ・ピックアップの評価も上々。
MIJ Hybrid 50s Stratocasterの「2点支持トレモロ」は、6点支持タイプより摩擦抵抗が少なく、ロック機能付きペグの組み合わせでトレモロアームをよく使う方に扱いやすいのも魅力です。
リアハム仕様のMIJ HYBRID 50S STRATOCASTER HSS
ハイブリッド50sストラトキャスターは、2019年4月に追加カラーが発表されたのですが、そのときにHSSモデルのバリエーションもリリースされています。
「SSH」と表記することもあるのですが、「リアハム仕様」といって、ブリッジ側のピックアップがハムバッカーになっているレイアウトを指しています。
本製品も最近は新品を探すのが大変ですが、かつてギブソンのエンジニアであった巨匠ティム・ショウが設計したゼブラボビンのShawbucker(ショウバッカー)ピックアップを搭載。
ストラトキャスターのシングル側と切り替えたときも自然な印象を受けます。表現力のあるタッチレスポンスが魅力です。
これまでシングルコイルしか使ってこなかったプレーヤーにも扱いやすいハムバッカーサウンドと言えるでしょう。

メイプルネック・リアハム構成のストラトはハードロック系でも定番。サウンドメイキングも幅広いね。
2021年3月アップデート版のMIJ HYBRID II STRATOCASTER MAPLE
さらに日本製のハイブリッドシリーズに関しては、2021年3月25日に新バージョンIIがリリースされました。
50s表記がなくなり、ピックガードも11点留めなので「厳密な50年代スタイルではない」のですが、一連の流れからMaple Fingerboard仕様がラインナップされているのでご紹介しておきます。
「ハイブリッドとハイブリッド2で違いは?何が変わったの?」というと主要なのが下表。
型番 | 旧ハイブリッド50Sモデル | 新ハイブリッドIIモデル |
ネックシェイプ | ナット幅42.5mmのUシェイプ | ナット幅42mmのモダンCシェイプ |
フレット | 21フレット・ミディアムジャンボサイズ | 22フレット・ナロートールサイズ |
ピックアップ | Fender USA Vintage Stratocaster | Hybrid II Custom Voiced Single Coil |
他にも細かなところでは指板Rが若干変わっていて、ネックを外さずにヘッド側からトラスロッド調整できるようになりました。
何より22フレット仕様なのが特筆すべきところですが、4点接地の「ピュアトーンジャック」や、リアピックアップにトーンコントロールが効く配線も注目されています。
「モデナレッド」や「フォレストブルー」のように発色のはっきりした新色が目立ち、出音も現代的なニーズに合わせた鮮やかでクリアなキャラクターに仕上がりました。
2022年3月に発売されたMIJ JV MODIFIED 50S STRATOCASTER HSS
そして日本製モデルの締めくくりは、2022年3月に発売された製品で、JV MODIFIEDは「ジャパンヴィンテージ・モディファイド」の略称です。
フェンダージャパンの歴史の中で「JV」という文字列には特別な意味合いがあります。
というのも、1982年から1984年頃のシリアルナンバーにJVが振られた時期があり、日本製のフェンダーの原点だからです。

ただし、今作は当時のJVシリアルをリアルに復刻するという発想ではなく、オリジナルに敬意を払いつつグローバルな視点から開発されています。
6点留めのシンクロナイズドトレモロやペグはヴィンテージ仕様ながら、ミディアムジャンボフレット(9.5インチR指板)、HSSピックアップ・レイアウトというのはより現代的なニーズに即したもの。
音響特性に優れたバスウッドボディを採用し、トーンノブを引き上げること(プッシュプル・コイルスプリット)でシングルコイルのオーソドックスなストラトのごとく扱うことも可能ですね。
50sモデルは今のところ2カラーサンバーストのみのラインナップとなっています。
メキシコ製とUSA製のフェンダー50sストラトキャスター製品
以下では、エンセナダファクトリー製(旧FENDER MEXICO)のVINTERAシリーズおよび、カリフォルニア・コロナファクトリー製(旧FENDER USA)のAMERICAN ORIGINALシリーズについて解説しましょう。
「旧~」と書きましたが、いずれの製品も現在ではメーカー/ブランド名表記を「FENDER」と総括して呼ぶのが一般的。
以前のように「フェンダーメキシコ、フェンダーUSAと細分化はしない」のですが、ここでは便宜的にトピックを分けて整理しました。
ヴィンテージ路線のVINTERA ’50S STRATOCASTER
フェンダーのメキシコ工場で製作されているVINTERAの50年代モデルは、2019年開催のSUMMER NAMM SHOWにて発表された製品。
「VINTAGE STYLE FOR THE MODERN ERA」→「VINTERA(ヴィンテラ)」という造語になっています。
いくつかバリエーションがある中で無印のヴィンテラ・50sストラトキャスターが下記。
以前はMEXのラインナップに「クラシックシリーズ」があったものの現代版です。
ハードウェア面に着目してみると、「ヴィンテージサイズのフレット・6点支持トレモロ・エイジドホワイトカラーのプラスチックパーツ」を採用。
今回取り上げた製品の中でも、とりわけ忠実なヴィンテージリイシューに寄せたスペックを狙っているモデルといえます。

ほどよく枯れた50sストラトキャスターの「典型的なイメージ」を狙うなら、一番しっくりくるんじゃないかな。
ネックグリップはソフトVシェイプを採用し「ホワイトブロンド仕上げがアッシュボディ」にて製作。
「ソニックブルーやシーフォームグリーンといった塗りつぶし系カラーはアルダーボディ」と使用木材が使い分けられています。
ラッカー塗装のVINTERA ROAD WORN ’50S STRATOCASTER
こちらは、もともと2009年に登場したロードウォーン仕上げがVINTERAのラインナップに採用されたストラトキャスターです。
ROADWORNとは、工場出荷時から長年弾きこまれた楽器のようなエイジング加工を表しています。
カスタムショップ製のギターでは、こういったフィニッシュのことを「レリック処理」と呼びますね。
そのダメージ加工をするために、塗装もポリエステルやウレタンではなく「ニトロセルロースラッカーの塗料」が吹かれており、渋い見た目だけでなく手触りも若干違います。
フェンダーでラッカー塗装の現行品をお探しの方は多いはず。レギュラーモデルであれば、本製品もしくは後述する新生American Vintage IIシリーズをチェックしてみましょう。

やや厚めのソフトVシェイプなので、ブルース系ギタリストのように握り込むスタイルのほうが弾きやすいかもね。
最近品薄でプレミアム価格になっているショップもあるのでご注意いただきたいのですが、先に挙げたスタンダードなヴィンテラと比較すると、少々出力の高いピックアップがセレクトされているのが特徴。
クランチ~オーバードライブさせた音作りでは、ピッキングに食いついてくるような反応も気持ち良いです。2021年秋頃からはカバードピックアップのHSSモデルも限定販売されています。
モダンスペック寄りのVINTERA ’50S STRATOCASTER MODIFIED
ヴィンテラシリーズでは、型番に「モディファイド」表記のある50sストラトキャスターも生産されています。
前半で「JVモディファイド」という製品がありましたが、MODIFIEDを直訳すると「変更・改造された」という意味で、すなわち「現場での実用性重視で手が加えられているコンセプト」です。
本製品はロードウォーン版と同様に、50sスタイルのピックアップを若干ホットにアレンジしたサウンドになっています。
他の特徴としては、前述したハイブリッドシリーズのように、アーミングしやすい2点支持トレモロでペグもロック機構付きということ。
MIJハイブリッドほど現代的ではないですが、VINTERAシリーズにおける、ヴィンテージモダンスペックの位置付けと考えてもらうのが分かりやすいでしょう。
ボリュームノブ上面にボタン(S-1スイッチ)が付いていて、リアピックアップやハーフトーン選択時にフロントピックアップを追加でミックスできるのも評判が良いです。

ネックグリップはモダンCシェイプなので、上記ヴィンテラ2機種と比較するとやや平たい印象。
このミディアムジャンボフレットと9.5インチR指板の組み合わせは、比較的万人向けで扱いやすいと思います。
USA工場本家本元のAMERICAN ORIGINAL ’50S STRATOCASTER
続けて2018年発表のアメリカンオリジナル・シリーズでリリースされている、50年代モデルのストラトキャスターについてチェックしましょう。
フェンダーUSAには「American Vintage Series」というロングセラーモデルがあったのですが、生産終了以降、こちらのモデルが後継機種として位置づけられました。
後述の「American Vintage II Series」と前後する形で生産終了となっており、そろそろ探すのが大変になってきました。
旧アメリカンヴィンテージでは、「56年モデル、57年モデル、59年モデル」のようなネーミングで、特定の年式に忠実なレプリカを復刻することがコンセプトでした。
その一方で「アメオリ」に関しては年式別のスペックに拘泥せず、その時代のエッセンスを集約するというテーマに切り変わっています。
各種ハードウェアは「Pure Vintage」と銘打たれたもので、当時の素材や形状を精巧に再現。
搭載された「ピュアビンテージ59シングルコイル・ピックアップ」は、クリアでかつジューシーなサウンドに定評があり、リプレイスメント用のパーツとしても人気が高いですね。
適度な厚みのあるソフトVシェイプに、9.5インチR指板・ヴィンテージトールフレットを採用することで、オリジナルのフィーリングと演奏性の高さを両立しています。
「ホワイトブロンド」は木目が見えるのでアッシュボディ、「サンバーストやインカシルバー」などのカラーについてはアルダーボディです。
2022年10月に発売された新製品AMERICAN VINTAGE II STRATOCATER
ここまで結構なボリュームになってしまいましたが、最後は一番新しいニュースとして、新製品AMERICAN VINTAGE II STRATOCATERをご紹介しましょう。
上述のアメリカンオリジナル50sストラトキャスターをご紹介したところで、従来の「American Vintage Seriesが生産終了になったこと」について軽く言及しました。
2022年10月の新製品は、数年ぶりに復活した「新生アメリカンヴィンテージ・シリーズ」とでもいうべきAmerican Vintage II 57 Stratocsterとなっています。
アメリカンオリジナルと異なり、あくまで1957年当時の仕様にこだわり抜いた復刻モデル、という原点に立ち返ったものです。前回の生産完了直前は1956年モデルでしたね。

発売記念のキャンペーンで、1957年当時の物価をもとに税込4万3千円で抽選・限定販売するイベントが注目を集めました。
「サンバーストとシーフォームグリーン」がアルダーボディと、「ヴィンテージブロンドがアッシュボディ」というラインナップ。それに加えて左利きの方向けにレフティ仕様も展開されています。
端的に言ってしまうと、当時の製法・仕上がりをいかに忠実に再現するかといった観点からこだわり抜かれたマスターピース。
フレットは細身なヴィンテージサイズながら少し背の高い形状、現行製品ラインナップで見かけることが少なくなってきた7.25インチRというフィンガーボード(指板R)ならではのタッチ感・音の立ち上がりはぜひ一度体感していただきたいと思います。
まとめ
以上、フェンダーの現行機種で、50sスタイル・ストラトキャスターと分類できる製品に着目して、それぞれの特徴をまとめてみました。
あとは少々イレギュラーながら、アーティストモデルでエリック・クラプトンモデルやジミー・ヴォーンモデル。
エリック・ジョンソンのシンラインや、リンカン・ブリュースターモデルも根本的には50sモデルのストラトキャスターがルーツといって良いでしょう。
ストラトキャスターは年代別に特徴があるので、このように年代や年式でご自身の好みを探っていくのはひとつおすすめの方法です。最後までご覧いただきありがとうございました。