今回は「ギターを始めるための予算はいくらで考えておけばいいの?」というテーマです。
楽器店に行って接客を受けると、かなり早い段階で店員さんから予算を聞かれることがあります。
これは「高いギターを売りたいから」というより、金額の目安がないと具体的なメーカー/モデルを提案するのが難しいためです。

自分で通販で探す場合でも、ざっくり予算を決めておかないと選べないよね。
とはいえ、ギター初心者の方からしたら「そもそもの相場が分からないと予算が決められない」のが当然だと思います。
本記事で、2026年現在の予算感、その前提となる考え方について元楽器店員視点で整理しましたので参考にしてみてください。
楽器専門店で扱っているメーカー・モデルから選ぶのが無難
ギター初心者にとってベストな平均予算、ネットやSNSで検索してみると実にいろいろな意見が出てきます。
- 本当に続けられるか分からないから○○万円で十分だよ。
- あまり安いのは弾きにくいから△△万円くらいが目安だよ。
- 長く使うつもりなら少なくとも××万円以上にするべきだよ。
本当に人それぞれ回答がまちまちなんですよね。プロアマ関係なく、また楽器店員同士でも意見は分かれます。
本記事のスタンスとしては、「楽器専門店で取り扱っている新品を買うなら、値段は安くても高くてもいい」という考え方です。
中古でも良いのですが、ショップ選びやコンディションなど確認ポイントが増えるので、最初の一本であれば新品から選ぶのが気軽だと思います。

端的には、「楽器業界で正規に流通しているモデルなら、最低限度の品質やサポート体制は提供されている」ので、あまり深く考えすぎず、各々の懐事情と相談していただければ。くらいのニュアンスです。
しかし、これだけじゃさすがに弱いですよね。「普通は平均いくらが目安なの?」という話を続けて書いていきます。
ギター初心者セットは予算1万円台〜3万円前後で始める人が多い
ギター入門の平均予算は楽器店の立地にもよりますが、エレキもアコギも最初は「1万円から3万円前後の価格帯」で選ぶ方が多数派になっています。
店頭でも通販でも同様で、しいて言えば安い入門モデルは通販で買う人の比率が多いです。Amazonや楽天市場の人気ランキングを見ていてもこの価格帯の本数が売れているのが目立ちますよね。

具体的には、1万円台~2万円台のギターであれば、SELDER(セルダー)、PhotoGenic(フォトジェニック)、Legend(レジェンド)、HONEY BEE(ハニービー)など、いわゆる入門モデル専用ブランドが中心になります。
ミニマムな初心者セットだと1万円台、セット品のバリエーションによって2万円台というレンジ感ですね。
ひとつの目安として、本気でギターにハマるかどうか分からないけど、試しに一度始めてみたいという方向けの価格帯といえるでしょう。

昨今は値上がりの話題も増えましたが、この価格帯は各社粘り強く耐えてくれています。
ただし、実質ノーブランドに近い製品も散見される価格帯であることに注意。
細かくリサーチするのが大変であれば、あまり冒険せずに下記のようなロングセラー製品から選んだほうが安心だだと思います。
楽器店員視点では予算3万円台〜6万円台のモデルがおすすめしやすい
楽器店員視点の本音で言うと、エントリーモデルの中でも3万円台〜6万円台くらいの価格帯がおすすめしやすいです。
ギター初心者の方であっても「1万円台の楽器とは抱えたときの感覚が違う」というのがすぐに分かると思います。やはり組み込みの精度、弾きやすさの面でのアドバンテージも出てきます。

たとえばSquier(スクワイヤー)やYAMAHA(ヤマハ)の入門モデルは2万円台のモデルが発売されており、ギター本体の他に必要な小物を合計すると予算3万円台~となるでしょう。
この価格帯で代表的なラインナップをもう少し掘り下げていくと、
エレキギターでは、Bacchus Universe Series、Squier Sonic Series、Squier Affinity Series、Ibanez Gio Series、YAMAHA PACIFICA Series、Ibanez AZES Series
アコースティックギターでは、YAMAHA FG/FS Series、Ibanez Performance Series、Fender California Series、Epiphone Inspired by Gibson Series
あたりは定番ラインナップとしてチェックしておくのが良いですね。

好きなアーティスト、弾きたいジャンルに向いているモデルという基準で探す選択肢が増えるよ。
なお、ここでは「予算3万円台〜6万円台」として区切りましたが、最初から10万円以上、20万円以上のギターで始める方も普通にいますし、よりモチベーションが上がることもあるはずです。
「初心者が高いギターを持つのは分不相応で恥ずかしい」なんてことは全然ありませんので、気になるモデルを見つけたらその上位機種と比較してみるのも良いかもしれません。
この価格帯だと、まずはYAMAHA PACIFICAシリーズ、YAMAHA FG800/FS800番台シリーズ・LS6/LJ6シリーズなどを提案する機会が多いので関連記事を貼っておきます。
初心者セットがない場合は必要な小物を個別に用意すればOK
ギターの入門予算に直結するところで、
- 最初に買うなら「ギター初心者セット」じゃなきゃいけないの?
- ギターが単品販売で「初心者セットが付いていない」ときはどうしたらいいの?
という、よくある質問について簡単に補足しておきます。
回答はシンプルで「初心者セットが付いていないときは必要な小物を個別に用意すればOK」です。

ほとんど消耗品だから遅かれ早かれ買い替えることにはなるんだよね。
とはいえ、最初はどの小物が必須なのか、アクセサリーごとの役割を把握することも難しいと思います。
店頭に行くのであれば店員さんに相談しながら見繕ってもらえますが、通販を予定している方には、初心者セットの「アクセサリーセット」部分だけを販売しているショップがあるので別記事でまとめました。
エレキギターに関してはアコギと違ってケーブルやアンプを用意するのが億劫、という側面がありますが、最近はヘッドホンアンプで始める方も増えたのと、小型アンプであればかなり安価なモデルも探しやすいです。
アコギの場合、ピックとクリップチューナーさえあれば、とりあえず練習を始めることはできるので本当に予算がギリギリというシーンでは柔軟に考えていただければと思います。
まとめ
この記事を最初に公開したのは2021年1月ですが、当時と現在では価格帯が変わっているモデルも少なくありません。
原材料費、人件費、運送コストの高騰、為替や代理店体制の変更、シリーズ体系の見直しなど、価格改定の理由はメーカーによって様々です。
ハイエンド製品に比べると価格変動が目立ちにくい傾向はありますが、2026年現在の目安として整理しなおした内容ですので参考になれば幸いです。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。











