今回ご紹介するのはブラウザで使えるギターコード表です。ギター弾き語りの用途はもちろん、ポップス~ロック~ジャズなどジャンルを問わずにお試しいただければと思います。
先日制作したオンラインチューナーアプリと同様に、アプリのインストールや会員登録が不要ですぐに使えるようになっており、画面サイズが小さいスマホでも扱いやすいレイアウトにしたつもりです。

最近は見かける頻度が減ってきましたが、一昔前だとギター初心者セットを買ったときにポケットサイズのコードブックが付属してくることが定番でした。
当時はそれをギターケースに入れて持ち歩いたものですが、そういったコード表をスマホで見やすいデジタル版にアレンジしたテイストのWEBツールとなっています。
ギターコードの一覧を掲載しているWEBサイトは世の中にたくさんあるのですが、自分なりのこだわりポイントを以下でお話しさせてください。
ギター指板をデフォルメしたコードダイアグラム
一般的にギターコード表を検索すると一番多くヒットするのは、縦型もしくは横型の格子状セルに丸印がついているパターンかと思います。
今回のコード表では、ギター初心者の方がより直感的に押さえる場所を把握しやすいように、指板モチーフの画像(ポジションマーク付き)を作りました。手前に太い弦、奥に細い弦という構図です。

厳密にいうと「太ももの上にギターを寝かせた状態」が近いでしょうか。TAB譜と同様のレイアウトで、実際にギターを構えた演奏者から見える視点に寄せています。
指板上の構成音にはルートからの度数を表示
一般的なコード譜であれば、押弦する場所に「シンプルな丸印」もしくは「押さえる指の種類」が書いてあることが多いですが本ツールではルートからの度数表記を採用しました。
ギターの場合、左手の指使いはわりと自由度が高いところで、どの指を使って押さえるかは人によってまちまち。プレイスタイルやコードの前後の流れによって変わってきます。
最近は演奏動画を探すことも難しくないので、あえて指使いの表記はコード表から割愛しました。

一本の指で複数弦を押さえる「セーハ」「バレーコード」については、参考まで楕円形で囲って表示するようにしています。親指でネックグリップを上から握りこむタイプの押弦も含め、あくまで一例としてのガイドです。
本当にギターを始めて間もない方だと「度数??インターバル??」となるかもしれませんが、ビギナーのころから「自分が何の音を鳴らしているか」を意識することはとても大切。
「じつはこの弦は省略してもいいんじゃない?」「この音を追加したら面白いかも?」というアイデアにもつながりますし、コードを崩してメロディを弾いたり、スケールを学ぶときに重宝する経験値になると思います。
複数のコードフォームを一覧できてオンコードにも対応
ひとつのコードに対して複数のコードフォームを掲載していて、かつ一覧で見比べられるギターコード表って意外と少ないんですよね。
たしかに、よく使うポジション自体は限られてくると思うのですが、同じコードを複数ポジションで演奏できるのがギターの醍醐味のひとつ。
異弦同音含め、音色のニュアンスが違うので普段弾かないポジションを試すきっかけになれば幸いです。
今回のギター表で表示可能なコード種別は下記のとおりです。
major(メジャーコード)
m(マイナー)
m7(マイナー・セブンス)
7(セブンス)
maj7(メジャー・セブンス)
sus4(サスフォー)
add9(アドナインス)
6(シックス)
7sus4(セブンス・サスフォー)
7(9)(セブンス・ナインス ※一般的に「9」と表記されるもの)
7(13)(セブンス・サーティーンス ※一般的に「13」と表記されるもの)
m6(マイナー・シックス)
dim(ディミニッシュ)
m7(♭5)(マイナー・セブンス・フラット・ファイブ / ハーフ・ディミニッシュ)
aug(オーギュメント)
11(イレブンス)
add11(アドイレブンス)
m9(マイナー・ナインス)
m11(マイナー・イレブンス)
maj9(メジャー・ナインス)
maj11(メジャー・イレブンス)
maj7(13)(メジャー・セブンス・サーティーンス ※一般的に「maj13」と表記されるもの)
madd9(マイナー・アドナインス)
7b9(セブンス・フラット・ナインス)
7(♯9)(セブンス・シャープ・ナインス)
9#11(ナインス・シャープ・イレブンス)
dim7(ディミニッシュ・セブンス)
aug7(オーギュメント・セブンス)
また、それぞれのコード種別に対して「ルート音以外のベース音」を指定する機能もあります。分数コード・オンコードの押さえ方に迷ったら参考にしてみてください。

オンコードに関しては、必ずしもそのまま使えるコードフォームに限定せず、押さえるポジション候補を探すアテとしてご活用いただくのがいいかもしれません。

画面右下のボタンを押すと五線譜表示が可能で、単音・和音のサウンドを再生することができます。
左利き表示への切り替え、ホーム画面に追加も可能
左利きの方でレフティーのギターで練習している方は、いつもTAB譜やコードブックを逆さにして見るのが大変ですよね。
本ツールでは右上の設定ボタンから「左利き表示」に切り替えることができます。一度選択しておけば、次回ページを見た際にも最初から左利き用のコード表が開かれるようになるはずです。

その設定画面からはPWA(プログレッシブウェブアプリ)として、スマホのホーム画面に追加することも可能です。機種によってはブラウザメニューから手動で追加する必要がありますが、ブックマーク感覚でどうぞ。
以上、駆け足でのご紹介とはなりましたが、今後より使いやすくなるように適宜アップデートしていきますので、先日のチューナーともども、ぜひお気軽にご利用ください。
※本ツールの利用は自己責任とし、いかなる責任も負いかねます。無断複製・二次配布禁止、リンクやSNSでのシェアは歓迎です。


