Amazonベーシックのギターアクセサリーが少し気になる話|元楽器店員

Amazonベーシックのギターアクセサリーが少し気になる話|元楽器店員ギターアクセサリー編

みなさん「Amazonベーシック」という言葉は聞いたことがあるでしょうか。アルファベットで表記すると「Amazon Basics」でアマゾンのプライベートブランドのことです。

もともと2009年から開始している企画で、乾電池やケーブル、PCサプライ用品、その他種々の日用品が特に有名なので見かけたことがあるかもしれません。

そして、じつはギター用品の分野にも進出しているブランドなんだよ。

本記事ではAmazonベーシックのギターアクセサリーについて注目してみたいと思います。

そもそもプライベートブランド(PB)商品とは何?

私たちが日常生活でよく見かける「プライベートブランド(PB)」というのは、イオンのトップバリュ(旧トップバリュー)やセブン&アイ・ホールディングスのセブンプレミアムあたりが身近ですよね。

PBの例を挙げ始めるとキリがないですが、楽器業界で言うと、島村楽器のHISTORY(ヒストリー)、イシバシ楽器のSELVA(セルバ)、イケベ楽器のNoah’sark(ノアズアーク)などが有名。

端的にはメーカー主導ではなく、小売流通業者が企画販売を行うブランドのことだよ。

Amazonベーシックの場合は「高品質の商品を低価格でお届けします」が公式のプライベートブランド・コンセプトとして下記特集ページに謳われています。

Amazon直販商品やPrime商品と何が違う?

これはAmazonヘビーユーザーの方には説明不要かもしれませんが、先に少し混同しがちな「Amazon直販商品やPrime商品」についておさらいしておきましょう。

Amazonで売っている楽器の商品ページには「出荷元」「販売元」という項目があります。

この出品情報を細かく見ると、下記3パターンになっているよ。

  1. Amazonが販売元、Amazonが出荷元
  2. 楽器店が販売元、Amazonが出荷元
  3. 楽器店が販売元、楽器店が出荷元

「1と2」には原則Primeマークが付くので、プライム会員に送料無料などの配送特典が付きます。

「2」は「フルフィルメント by Amazon」(略称FBA)といって、小売店が品物をAmazonの物流拠点(倉庫)に預けて出荷業務を委託している状況です。

「3」の場合でPrimeマークが付くのは「マケプレプライム」といって特定の出荷条件・基準を満たした取り扱い店舗が販売する一部商品になっています。

そして「1」が広義のAmazon直販商品で、そこに「Amazonがメーカーから仕入れて販売している商品」、そして今回取り上げた「プライベートブランドであるAmazonベーシック商品」が含まれる図式となります。

Amazonベーシックのギターアクセサリー情報

ギター関連の小物はトップページからカテゴリが見つけにくくて、他ジャンルのAmazonベーシックに比較して少々検索しにくいんですよね。

2022年3月1日時点で取り扱いのある主なギター用品は以下のような製品がありました。

Amazonベーシックのギターストラップについて

Amazonベーシックのギターストラップは、現状「エレキギター、アコースティックギター、ベース共通設計」になっています。

「ブルー、ブラウン、ブラック、レッド」の他、以前は「グリーン」も出ていたようですね。いずれも付属品としてオマケのピックが2枚付いています。

調整幅の記載がないですが、サイズに関しては約136cmという部分が長さ、5cmというのが幅の部分を示したもの。

ギターを構える高さによっては少し短く感じる方もいるかもしれないけど、いたって標準的な寸法だね。

素材がPUレザー(フェイクレザー)なのが両端部、ポリエステル・ウェビングなのが肩にかかる本体のところです。

スライドアジャスターのバックルで長さ調整する構造で、有名メーカー品であれば、アーニーボールのポリプロストラップやプラネットウェーブス(ダダリオ)のPWSシリーズの路線です。

それらの製品もいずれも幅は約50mmで共通。長さはポリプロストラップで約97cm~170cm、PWSシリーズで約89cm~151cmという違いがあります。

あとはAmazonベーシックだとヴィンテージツイード調の質感をイメージしたコットンタイプのギターストラップがあります。

上述のポリエステル素材より、こちらのほうがAmazonで自動更新されるランキングで見かける頻度は高いです。

「グリーン、ブラウン、ブラック、ブルー、レッド」が以下のページ内で選択できるようになっています。

ストラップ先端部3連の円形のデザインが独特ですが、中央にスリットが入っていて、ピックホルダー代わりになる仕様ですね。

サイズ表記は約148cm×5cmでバックルを使って長さを調整可能です。

コットン素材には、もうワンパターンの下記製品があって、じっくり見比べるとタブの形状が違いますね。こちらはサイズも約155cm×5cmで少し長めに調整できる規格です。

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Amazonベーシックのギターピックについて

Amazonベーシックのギターピックは、セルロイド素材のものがスタンダード

オーソドックスなティアドロップ形状で、厚みを表した数字だけ印字されている、ほのかにシュールなデザインが特徴でしょう。

上記は30枚セットでこの価格なのでコスパ的には検討の余地ありでしょう。「さすがに30枚もいらない」という場合はお試しに無難な10枚セットも出ています。

バリエーションでクリアカラー(スケルトン)のポリカーボネート製、ナイロン素材版も以前はありましたが、本記事更新時点では入荷時期未定の表記になっていました。

定番ブランドと比較するなら、やはりジムダンロップのバラエティパックあたりでしょうか。

他にAmazonベーシックの方では、下記のようにフェンダーピックを彷彿させるべっ甲柄、シェル柄のバージョンも出ていて、「.46mm、.71mm、.81mm」といった具合で数字が印字されています。

こちらだとギターピックの慣用的な分類表現ではTHIN/SOFTからMEDIUM程度の厚みといったところですね。

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ややニッチなところで、ABS素材フィンガーピックの30個セットがあって、持ち運び用ポータブルケース付きで販売されている発想も面白いです。

Amazonベーシックのギター弦について

Amazonベーシックには、エレキギター弦、アコースティックギター弦、クラシックギター弦とラインナップがあるのですが、こちらは情報量が少なくて選ぶのに勇気がいりますね。

エレキギター弦については、クーポン割り引きが適用されている時期だと他社製品よりかなり安いです。

メッキスチール製、ニッケル合金巻線の表記。スタンダードなラウンドワウンド弦。

各弦が個別にパッケージされていますが、ライトゲージと言うだけで、あいにく詳細なゲージまで言及されていません。

アコースティックギター弦については、どうやら二種類。

「銅合金巻」「アルミニウム巻き」と書いてあるので、英語原文を参照したところ、それぞれ「Copper Alloy Wound」「Aluminum Wound」とのこと。

商品説明によるとステンレススチール製で銀メッキ銅合金巻きと少々イレギュラーですね。

アコギ用もラウンドワウンド弦ですが、こちらも残念ながら詳細なゲージについての記載はありません。

ギター弦についての基礎知識は別記事でまとめているので、あわせて参考にしてみてください。

その他:ギターケースやケーブル、チューナーやエフェクターなどは?

その他のギター用品については、Amazonベーシックでアコースティックギター用の防水ギターケースがあります。

2022年3月1日時点では「在庫切れ入荷時期未定」でしたが、もし再入荷があれば、そのタイミングであらためて紹介してみようと思います。

なお、海外のAmazon.comのほうでは「コンパクトエフェクター、ギタースタンド、シールドケーブル、ギターチューナー、メトロノームなど」までAmazonベーシックの取り扱いが拡充されています。

現段階では国内向けのページはありませんでしたが、こちらも何か動きがあればあらためて追記します。

Amazonベーシック1年間限定保証について

Amazonベーシックの商品には「1年間限定日本国内保証」が付いているのが魅力。

ただし、消耗品の場合は「消耗部分が消費された時点で消滅」するとのことなので、本記事で紹介したタイプのギターアクセサリーの場合はあまり関係しません。

Amazonベーシック製品を検討する際の予備知識として、詳細は公式サイトをご覧になってみてください。

まとめ

Amazonでギターアクセサリーを選ぶ際には、公式の売れ筋ランキングで定番になっている商品を目安に選ぶ方が多いのではないでしょうか。

ギターの小物を探すのにAmazonベーシックに絞り込んで選ぶのはレアケースかなと思いますが、Amazonには「売れる商品、売れる人気仕様について」の膨大な知見がどんどんが蓄積されていきます。

私自身、今後の動向はしっかりチェックしておきたいと思います。最後までご覧いただきありがとうございました。

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