今回は猫好きギタリストにおすすめのギター小物・アクセサリーについて、元楽器店員視点で解説してみました。
エレキギターやアコースティックギターをデコる猫モチーフのステッカーや、猫柄のギターストラップ、ピック・カポタスト・チューナーなどをご紹介していきたいと思います。
ギター本体を猫のステッカーでデコる
「ギターに貼るステッカーなんて、何でもいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、じつは楽器に貼ることを前提に作られている製品があります。
エレキギターやアコースティックギターの指板、ボディ、ヘッドを装飾するためのステッカーをチェックしていきましょう。
指板を足跡で飾れるJockomoステッカー
指板やネック周りの装飾は、ギターの第一印象を左右する重要なポイントです。
ハイエンドモデルには様々な趣向が凝らされていますが、Jockomo(ジャカモウ)のステッカーを使えば、誰でも手軽にカスタムを楽しめます。
Jockomoは大阪府堺市で2007年からインレイステッカーを販売しており、ギター好きのツボを突いたステッカーが数多くラインナップされています。
なかでも、猫の肉球・足跡を模した「猫足 CAT PAWS」というシリーズはギター用・ベース用・ウクレレ用を展開。
BABYMETALの神バンドでも有名なギタリスト、大村孝佳さんも貼っていましたね。
本製品は12フレットまでが足跡で、14フレット~21フレットに猫が歩いているようなシルエットが配置されます。
「ちょっとシルエットの主張が強すぎるかな」と思うときは、フットプリントの小型ステッカーも付属しているので、控えめにそちらだけ使うアレンジも可能です。
オーソドックスなホワイトパール調以外に、ブラックパール調とアバロンレッド調も出ていますね。
所有しているギターのドットポジションマークが6ミリ径以内ならシールの下に隠れるサイズですね。
12フレット部分のドット間隔が広いギターでははみ出してしまうことがあるので、事前に寸法を確認しておきましょう。

非常に薄く作られており、チョーキング(ベンド)やスライドをしても厚み・段差が気になりにくいのが好評です。
ステッカーは強粘着でありながら糊が残りにくい再剥離仕上げですが、「木部の油分が多いと粘着が弱くなりやすい」ことにご注意ください。
指板にオイルを塗っている場合は2~3週間程度の自然乾燥を行ってから貼り付けることが公式で推奨されています。
ボディやヘッドにはRipping Slipping Cat
ジャカモウ製品ではギターのボディやヘッド用に貼れる「Ripping Slipping Cat(B-300RC)」というシールもおすすめです。
ホワイトパール調とブラックパール調の2色が選べて、足から尻尾部分の長さが約8.8cm、幅が約3.73cm。むやみに主張しすぎず、それでいて地味すぎない絶妙なサイズ感に仕上がっています。
指板用ステッカーと併用するのも良いですし、本製品単体で使うのもありですね。ギターの傷や打痕をさりげなく隠したいシーンでも重宝するでしょう。
防水加工済みのUV対応素材で、ラッカーフィニッシュやウレタンフィニッシュでの開発テストも行われているとのこと。
ただし、デリケートな塗装の場合はクリア層が傷んだり、日焼け跡が残ったりする可能性はありますので気を付けてくださいね。
ライブラインは猫柄ストラップが充実
続いて、ギターストラップを見ていきましょう。最初におすすめするLiveLine(ライブライン)はたいていの大手楽器店が取り扱っている定番ブランドといえます。
1979年の創業で、国内の自社工場にて製作されるハンドクラフトのシールドケーブル、ストラップの評判が良いですね。
お手頃なプリント柄と和風の畳縁シリーズ
まずは2025年8月に発売されたプリント柄の「LS2000CAT」シリーズをピックアップします。
ドゥードゥルアート風のモノクロ線画デザイン(CAT11)と、カラフルな彩色モデル(CAT12)があり、メーカー希望小売価格が税込2,640円とお手頃です。
また、2020年10月に発売された畳縁(たたみべり)シリーズにも、猫柄の「LST28CAT」がラインナップされています。
岡山県倉敷市児島産の素材で、織り柄ならではの風合いや渋みがあるのが特徴。LS2000とLST28はどちらも約5cm幅で、長さは79〜140cmまで調整可能です。
LST28CATはバックル部分が金属なのでケースにしまうときに傷が付かないように気を付けてください。
刺繍やラインストーンをあしらったデザイン
ライブライン製品では、2022年5月に発売された刺繍シリーズの「LSS38B-2(猫と肉球)」「LSS38B-3(猫と蝶)」も見逃せません。
メーカー希望小売価格は税込5,280円で、アクリル素材と国産オイルレザーエンド採用のストラップです。
また、ファセット・カット加工されたラインストーンを手作業でデコレーションした「LS48BK」も人気。
じつにステージ映えするデザインですね。ストーンが割れたり外れたりしないよう丁寧に扱う必要がありますが、メーカーでの有償修理も可能とのことです。
豊岡レザーを採用した上質なOrchidブランド
ライブラインから派生したOrchid(オーキッド)はブランドロゴ自体が猫のシルエットになっています。
「OKM-1」は、カバンの街として知られる兵庫県豊岡市の「豊岡レザー」を使用した上質な本革ストラップです。
カラーはブラックとホワイトの2色展開で、猫モチーフとしては控えめながらセンスの良いデザインです。
裏面には毛羽立ちを抑える処理も施されており、長さは99〜133cmまで調整が可能です。
ダイキングの猫柄ストラップは遊び心満点
他には2011年設立のDaiking Corporation(ダイキングコーポレーション)が犬や猫モチーフの小物を積極的に展開していますね。
神奈川県茅ケ崎市にある自社工場のミシンで縫製しているギターストラップが人気です。
幅は約5cmで、長さは約80〜138cmもしくは約80〜142cm。エレキギター/アコースティックギター/ベース用のストラップとしてオーソドックスな寸法となっています。
クスッと笑えるポップ&シュールなデザイン
ダイキングのギターストラップは、デザイナーのセンスが光るユニークな世界観が特徴です。
「洗濯猫」「UFOキャッチャー猫」「すしねこ」「釣り猫」「波乗り猫」「ちんあなごと猫」など、絶妙な抜け感のあるシュールなデザインが揃っています。
見た目だけでなく、国産生地や日本製YKKパーツ、本革のストラップエンドを採用している部分もダイキング製品のこだわり。
さらにアコギ用の取り付け紐や簡易的なストラップロックが付属している配慮も嬉しいポイントでしょう。
忍者や小判モチーフも揃う粋な和柄シリーズ
ダイキングのギターストラップは、和風デザインのバリエーションも豊富です。
「忍者猫」「猫三昧」「日本猫」「花札猫」「猫と小判」などのユニークな柄に加え、麻の葉や花菱、青海波、ひょうたんといった模様に猫を組み合わせた製品が挙げられます。
猫を前面に出したパターンだけでなく、さりげなくデザインの一部に取り入れたパターンも好評。
あとは少しだけ予算を上乗せすると、京都の伝統織物である西陣織を使った「金襴猫伝統柄」と「金襴猫影絵」も選べます。
プリント生地と異なる細かな織り柄と光沢があり、華やかさや重厚感のあるストラップを探している方におすすめしやすいですね。
ライトオンの猫柄ストラップは機能性良好
それからスペイン発のハンドメイドブランドRightON! STRAPS(ライトオン・ストラップス)にも触れておきましょう。
もともと1979年創業のレザー用品・ファッショングッズを扱っている会社が母体で、2012年から現在のブランドを展開するようになりました。
色味に猫種のこだわりを込めたCATシリーズ
渋めなカラーリングの合成皮革に猫の足跡があしらわれている約6cm幅の「CAT」シリーズ。
ブラウンカラーはトンキニーズ、グレーカラーはロシアンブルーをイメージして作られているそうです。
レザー素材のストラップは長さを調整しにくいことがありますが、本製品の場合はネジ留め金具の位置をドライバーで変更できるRAS(ライトオン・アジャストメント・システム)を採用。
長さは95~145センチの間を2.5センチ単位23段階で調節可能できるようになっています。


マイクロファイバー素材の裏地なので滑りにくさ、吸水性に優れており、約5mm厚の高密度ラテックスパッドのおかげで重量のあるギターでも疲れにくいです。
ストラップの根元に予備のピックを挟んでおけるポケットもライブ演奏時に役立ちます。
CATシリーズに近い仕様では、ガールズメタルバンド「Aldious(アルディアス)」のベーシスト、サワ氏がデザインを手がけたシグネチャーモデルが2020年11月に発売されました。
ピアノの鍵盤上を猫が歩いているかわいらしいデザインでギターとベース兼用のストラップになっています。
猫が肩をよじ登っていくYOJINEKOシリーズ
RightOn! STRAPSのバリエーションでは、ギターストラップをつたって猫が肩をよじ登っているように見える「YOJINEKO」シリーズも人気です。
カフェメニューにインスピレーションを受けたESPRESSO BLACK、CAFELATTE BROWN、MILK WHITEの3色が用意されており、ストラップピンに取り付けるエンドタブ部分まで猫のモチーフですね。
ストラップ幅は約6cmでマイクロファイバー素材の裏地やラテックスパッドはCATシリーズの基本仕様を踏襲。
RAS調整システムにより96.5~146.5センチメートルで長さを調整できるようになっています。
ピックやカポ、チューナーでも猫モチーフ
ここまでご紹介したステッカーやストラップほど目立つものではありませんが、近年はピックやピックケース、クロス、カポタスト、チューナーといった日々の練習に欠かせないアクセサリー類に猫モチーフの製品が増えてきました。
猫デザインのピック&ケース&クロス
ギターストラップのところで紹介したダイキングですが、猫をモチーフにしたギターピックも販売しています。
硬質塩ビ製のトライアングル型が中心で厚さは0.75mmと1.0mm。三毛やサバシロなど複数デザインを組み合わせたバリエーションバックもあります。
同社製品ではCat Paw Pick Caseという肉球をあしらったブリキ缶のピックケースもおすすめです。
外径は約60mm、厚さは約22mm。フタがネジ式で意外と厚みもあるので、ちょっとした小物入れとして使いやすいですね。
猫モチーフのピックはOrchid by LiveLineからもリリースされているものの、通販で買えるショップは限られています。ここでは同ブランドのクリーニングクロス「OCC180」をご紹介しましょう。
楽器に限らず使える多用途クロスで、表裏でスウェード調の立毛感が異なり、拭く場所に応じて使い分けられるのも特徴。
親水性ナイロンと親油性ポリエステルの極細繊維が指紋や皮脂、細かな汚れを絡め取ります。乾拭きでも跡が残りにくく、洗って繰り返し使えるクロスです。
猫デザインのカポタストとチューナー
KIKUTANI(キクタニ)の「GC-NEKO」は、猫が背伸びをしながら全身で弦を押さえているように見えるカポタストです。
エレキとアコギ両方に対応したワンタッチ式で、片手で素早く着脱できます。軽量なアルミ製で重量は約48gです。
「ねこの手かりられます」というキャッチコピーで、ブラックやホワイト、レッド、ピンク、パープルなどカラーも豊富。
1928年創業で長年幅広い楽器用品を取り扱ってきたキクタニミュージック製品なのが安心材料ですね。
そして最後にSWIFF(スウィフ、スイフ)のクリップチューナーをご紹介しましょう。
SWIFF AUDIOは、チューナーやワイヤレス機器などを手がける楽器用電子機器ブランドで、下記のCartoon Tunerシリーズを販売しています。
B72は猫やトラを思わせるカートゥーン調のデザインで、胴体部分のディスプレイに音名が表示される仕様です。
同シリーズにはブルドッグ、フクロウ、コウモリ、宇宙人、ドクロ、クマなどのバリエーションも出ています。
以上、本記事では猫をモチーフにしたギターアクセサリーを解説してみました。
この記事を最初に公開したのは2021年4月でしたが、当時と比較するとずいぶん種類が増えています。元楽器店員視点でおすすめしやすい品質のものに絞って加筆しました。
ギターストラップや小物類の基礎知識については別記事で解説しているので参考にしてみてください。最後までご覧いただきありがとうございました。

















