【2026年版】Ibanez Performanceシリーズのアコギ全機種を元楽器店員が解説

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【2026年版】Ibanez Performanceシリーズのアコギ全機種を元楽器店員が解説 ギターの選び方を解説

ギター初心者の方が予算2万円台〜3万円台で入門モデルを探す候補として、意外と見落としがちなのがIbanezのアコースティックギターです。

Ibanezというとエレキギターのイメージが強いブランドですが、今回取り上げるPerformanceシリーズは、1986年のカタログにも掲載されている歴史あるラインナップになっています。

お手頃な価格帯のアコギとして長く続いているだけでなく、数年おきに仕様が見直されており、洗練されたデザインとコストパフォーマンスの高さに定評があります。

本記事ではPerformanceシリーズの現行モデル全機種について、元楽器店員視点で選び方を解説していきたいと思います。

エレキギターからの持ち替えにもおすすめしやすいアコギだよ。

アイバニーズのパフォーマンスシリーズは全機種がエレアコ仕様

Ibanez Performance Seriesの現行モデルは全てエレアコ仕様になっています。

ギター弦を支えているブリッジサドル下部に「ピックアップ」が搭載されており、アンプにつないだり録音したりしやすい構造です。

エレアコではないアコースティックギターの場合は演奏中にマイクの前から移動できない制約がある
エレアコではないアコースティックギターの場合は演奏中にマイクの前から移動できない制約がある

Performanceシリーズの主要モデルにはIbanez AEQ-2Tプリアンプ9V乾電池駆動が採用

簡易的ではありますが、チューナー機能も備えており、ギター側面のつまみでBASS(低音域)、TREBLE(高音域)、VOLUMEを調整できるコントロールです。

Ibanez アイバニーズ パフォーマンス・シリーズ エレアコ パーラー・サイズ オープン・ポア・ナチュラル PN12MHE-OPN ブラウン系
画像をタップするとAmaozonで表示 Ibanez PN12MHE

「今すぐライブや録音の予定はないけど、あとからライン出力を試してみたくなるかも」という理由で、とりあえずエレアコを選んでおくのも全然ありでしょう。

本記事ではパフォーマンスシリーズPC/PF/PNモデル全機種を取り上げていきたいと思います。

PC12MHCE、PC14MHCE、PF12MHCEがお手頃価格でおすすめしやすい

まずは、シリーズ中で特にお求めやすい価格帯のPC12MHCE、PC14MHCE、PF12MHCEから見ていきましょう。特に最近はPC14MHCEが売れ筋ですね。

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Ibanez PC12MHCE
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Ibanez PF12MHCE

2019年3月に発売されたPC12MHCEとPF12MHCEのカラーはOpen Pore Natural。オープンポアというのは、木の導管を完全に埋めきらない塗装で、サラっとした木地の質感を残した仕上げになっています。

PC14MHCEのほうは、もともと2020年12月に発表されたスポット生産モデルでした。Weathered Black Open Poreは直訳するなら「野ざらしの・風化したようなブラック」といったニュアンスですね。

ボディサイズは下表のとおりなのですが、PFモデルはドレッドノート系の大きめのボディで、PCモデルはグランドコンサートといわれる小ぶりなサイズです。

モデル名PC12MHCE / PC14MHCEPF12MHCE
弦長25インチ(634mm)25.5インチ(648mm)
ボディ長さ19 3/8インチ(約49.2cm)20 1/8インチ(約51.1cm)
ボディ最大幅15 1/4インチ(約38.7cm)15 3/4インチ(約40.0cm)
ボディ厚み4 1/4インチ(約10.8cm)5インチ(約12.7cm)

長さ・幅の違いだけでなく、PF12のほうがボディの厚みもあるので、実際に抱えてみると一回り大きく感じます。その分、力強くふくよかなサウンドを鳴らしやすいですね。

ギター初心者が弾きやすいのはどちら?という観点では、弦長が短くて弦を押さえやすいPC12MHCE/PC14MHCEがおすすめといえます。

高音弦側のネックジョイント付け根部分の形状を「カッタウェイ・デザイン」と呼ぶ
高音弦側のネックジョイント付け根部分の形状を「カッタウェイ・デザイン」と呼ぶ

なお、型番の「CE」は「カッタウェイ付きエレアコ」の略称で、ハイポジションに運指しやすいのが魅力となっています。

「MH」については、ここではガボンマホガニーとも呼ばれるオクメ材に由来。温かな中低音域を感じやすく、ヘッド裏から歯車が見えるオープンギアのペグもアンティークな雰囲気でおしゃれです。

PC34CE、PC34MHCE、PF34MHEは入門モデルと思えない手の込んだ装飾

パフォーマンスシリーズの上位グレードに位置するPC34CE / PC34MHCE / PF34MHEは2025年2月に発売されました。

PC34CEのみスプルース材トップ(ナチュラル系)で、他2機種は型番に「MH」が入っているサペリ材トップ(ブラウン系)なのでガラっと雰囲気が変わりますね。

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Ibanez PC34MHCE
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Ibanez PF34MHE

指板のポジションマークは、決して派手ではないのですが「植物のツル、ツタ」をモチーフにしたエレガントなデザインです。

ピックガード部分にマカッサル・エボニー材を「象嵌(ぞうがん)=嵌め込み」細工してあるのがアクセント。

メイプル材のウッドバイン・インレイもしかり、とてもエントリーモデルとは思えない美しい意匠ですね。

モデル名PC34MHCE/PC34CEPF34MHE
弦長25インチ(634mm)25.6インチ(650mm)
ボディ長さ19 1/4インチ(約48.9cm)19 7/8インチ(約50.5cm)
ボディ最大幅15 7/16インチ(約39.2cm)15 1/2インチ(約39.4cm)
ボディ厚み4 1/4インチ(約10.8cm)4 3/8インチ(約11.1cm)

前述のPC12/PF12モデルと異なり、塗装がグロス仕上げにアップグレードされているのも評判が良いです。

いずれもPC32CE/PF32MHCE(2016年3月発売)、PC33CE/PC33MHCE/PF33MHCE(2021年3月発売)の後継にあたる位置付けで、PF34MHEは前身モデルと異なり、カッタウェイなしのボディシェイプに切り替わりました。

PN12MHE、PN29Eは小型なパーラーギターで弾き心地が変わることに注意

最後にご紹介するPN12MHE / PN29Eは、PC系よりさらにコンパクトなパーラーギターです。

レギュラーサイズとミニギターの中間くらいのサイズ感だと思っていただければと思います。

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Ibanez PN29E

型番に「N」と入っているため「ナイロン弦モデル」と勘違いしやすいですが、「他機種同様にスチール弦・ライトゲージ(.012-.053)が張られている」スタンダードなアコギです。

下表のようにPCシリーズとサイズを比較してみると、ボディの長さや厚みはほぼ同等ながら、弦長とボディ幅の違いが顕著ですね。

モデル名PN12MHE / PN29EPC12MHCE / PC14MHCE
弦長24.8インチ(628.7mm)25インチ(634mm)
ボディ長さ19 3/8インチ(約49.2cm)19 3/8インチ(約49.2cm)
ボディ最大幅14インチ(約35.6cm)15 1/4インチ(約38.7cm)
ボディ厚み4 1/4インチ(約10.8cm)4 1/4インチ(約10.8cm)

ボディとネックのジョイント位置が14インチ→12フレット、総フレット数が20フレット→18フレット数という違いもあるので、実際に演奏してみると想像以上に弾き心地が異なるので注意しましょう。

PN12MHEは2020年4月に発売されたモデルですが、PN29Eのほうは2024年3月に発売されたスポット生産モデルでピックアップやプリアンプも別仕様となりました。

PN29Eはメイプル指板でボディのサイドバックもメイプル材に統一。明るい木肌を活かした、凛とした端正なデザインが魅力です。

まとめ

アイバニーズのパフォーマンスシリーズは型番の先頭にある文字がボディシェイプを示しています。

PCはグランドコンサート系の抱えやすいボディ、PFはドレッドノート系のしっかりしたボディ、PNは小ぶりなニューヨーカー/パーラー系のコンパクトボディ。

まずは定番人気のPC12MHCE、PC14MHCE、PF12MHCEを基準に他モデルを比較検討していくと選びやすいでしょう。

ギター本体以外に必要なアクセサリーについては下記で解説しているので参考にしてみてください。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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